経済学の不思議

頭が悪いので、とても不思議で不思議で。
でも、頭のいい人は何の疑問も持たないんでしょうね、きっと。


基本はこれ。
何でこれで世の中を説明ができちゃうのか?不思議でならないのです(図1)。


これがなんか気持ち悪いというか・・・
気持ち悪いって決して否定的な意味ではなくて、うまく言えない自分がモヤモヤとしている状態てことです。
というのは、この手の図って、こうなっているって言われても、先にデータを見せてもらって、だからこうなるんだよ、って言われているわけではないので、「ほんまかいな?」て思ってしまうのです。


需要が増えるとどうだとか、関税を加えるとどうだとか、死荷重がどうだとかって。


机の上ではそう辻褄が合うけど、どうしてそれが現実にあてはめられるのか?
ある場合は辻褄があっても、ある場合はその通りにならないのでは?
でも合ってしまうわけでしょ??


現実のビジネスと向き合っている僕としては、先に数値を出してそこから導いてほしいわけですが、これって、概念が先ですよね?
果たして、人間て概念通り動く???
もちろん、あくまでもモデルなので、初心者向けに単純にしているからなのでしょうけど。



高校生の頃、て言ってももう30年以上も昔の話だけど、物理の先生がこんなことを言っていたのを思い出した。

物理学は重さ一定の法則が正しいというのがすべての前提なんだけど、これが本当に正しいかどうかは分からないんだ。

でも、もしこれが正しくないとしたら、物理学全部がひっくり返る。

経済学もね、どうなんでしょうね?


もう一つの例、
ACとAVCとMCの関係。絵で描くとこうなって(図2)、

確かにそうなんでしょうけど、この絵を導くにはその前に、
こんな絵があって。(図3)


そこから角度を導き出すとACが出てくるみたいなの(図4)。


このS字曲線を理解するのにも僕は丸一日を要したけど、ACについては角度がこうだから、ていう説明。
これも、先に数値でないのがとても気持ちが悪い。

それでまず、
実際に僕が関わる業界でそうなるか?て考えてしまった。
結論は・・・細かいところでは疑問があるけど、おおざっぱに言えば、確かにこうなるかもしれない。


笑われるかもしれないけど、僕はBとDが同じになるということすら、何日も考えてしまった。


高校から、その記憶が残るうちに大学に行ってたら何の疑問も持たなかったかもしれませんね。
でも中学の数学ですら忘れてしまている今(それでも仕事ではEXCEL使って複雑は計算をやってるんですけどね)、考えこんでしまうのです。


でも、試しに数値を想定してやってみたら、
ACとAVCは本当にこうなってしまった。(図5)


そうだよね、言われてみれば当たり前で、AVCはACからFCを引くんだから下になるよね。左が開くというのも、その通りでしょう。


それでも、図は分かった、で、だから何なの?という話。


多分ね、こういうのってアニメーションにするとよく分かるのかも。
例えば、固定費が多い少ないだとこうなるし。
ブルーとグリーンの線を上下させるだけ。これによって黒字の部分と赤字の部分が変化、確かにそうですよ。
(図6)(図7)
ほんと、これ考えた人って、恐れ入るわ!


これもね、実際に数値を入れるとこんな感じになって、実感しました(図8)。
ちなみに僕は日頃、集計とかよくやるけど、数値を並べられてくれた方がピンときますね。
グラフだとほんとかぁ??て思ってしまいます。


それで、
MCはACとAVCと交わるって話(図9)
これも、机の上の話は分かった。
ここから損益分岐が見えるのも分かった。
うん、で?みたいな。



それで再び、基本の基本(図10)。


価格が下がると需要量が増える?
需要量が増えれば価格が下がるともいえるのだろうか?



でも、需要量が増えれば価格は高騰するよね。
これは、
需要と需要量をごっちゃにしているから勘違いしてしまうわけで(図11)。

これもどうして曲線と呼ぶのか、要するに、図5のように近似曲線てことですね。


こんなことって、要するに摂理の世界になってしまうのかもしれないけど、
考えてみれば、1÷2=1/2、あるいは、2×3=6というも不思議ですね。
これも現実と同じかどうか?て言ったら実は微妙で、

確かに、1個のリンゴを二つに割っても、精密に半分にすることはほぼ、不可能でしょう。

リンゴも同じ形、同じ重量のものはないから、2×3=6というのも、大体そんなもん、てところなんでしょうね。

この「大体=about」なんだけど、ここから発展して分数の計算やら方程式やら微分やらが出てきて、その結果ビルが建ったり車が走ったり、商売が行われているしているわけです。
一方で、バウトの部分も最初は微少でも、それがたくさん積み重なるほど概念と現実のずれは多くなるはずで、


数式(机の上)の辻褄と、現実の辻褄が、どうして合致してしまうのか??


こんなこと考えるのって変ですか?




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